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柳屋について

柿の葉寿司のある食卓

2023柳屋柿の葉寿司商品ページ2 

 柿の葉寿司のある食卓

シーンによって様々に楽しめる柿の葉寿司。
そんな柿の葉寿司のオススメの食べ方をご紹介します。

色々な食べ方がございますので、ぜひあなた好みの柿の葉寿司の楽しみ方を見つけてください。


《柿の葉寿司の基本のおいしいお召し上がり方》

柿の葉寿司は柿の葉の風味を逃がさないよう、食べる直前に葉から取り出して食べるのがおすすめです。醤油はつけずに柿の爽やかな香りを感じながらお召し上がりください。

※柿の葉寿司の葉の部分はお召し上がりいただけません。

柳屋_柿の葉寿司のある食卓3

《シーンで楽しむ柿の葉寿司》

●お手軽にパクリと楽しむ柿の葉寿司
まずはそのまま何も手を加えず、柿の葉からお寿司を取り出してパクリ。 ふわっと香る柿の葉の爽やかな風味・ネタの芳醇な味わいと酢飯が合わさり滋味深い味わいをお楽しみいただけます。
柿の葉があるので手も汚さず食べられます。

●前菜としてまずは一品柿の葉寿司
1~2口ほどで食べられる柿の葉寿司は軽めの前菜としてもピッタリ。
噛めば噛むほど甘みが増すその味わいは食欲をそそります。

●お酒のお供として柿の葉寿司
実は柿の葉寿司はお酒との相性も良いのです。
特にさばの柿の葉寿司のほどよい塩味・酸味と日本酒の相性は抜群。
寿司と日本酒の芳醇な味わいをお楽しみいただけます。

●飲んだ後の〆のご飯にも柿の葉寿司
まったりとした優しい味わいの柿の葉寿司は、その味わいがさることながらサイズ的にも〆のご飯におすすめ。
飲んだ後の小腹も優しく満たしてくれます。

柳屋_柿の葉寿司のある食卓2

●夏は薬味をのせて冷茶でサラサラと柿の葉寿司
暑い時期の一番おすすめの食べ方です。
食欲がない時でも、柿の葉寿司に冷茶をかけるとお茶漬け風になりさらさらとお召し上がりいただけます。
青じそをのせるとさらに爽やかな、食欲をそそる一品となります。
お茶は冷やし緑茶がおすすめです。

柳屋_柿の葉寿司のある食卓4

●冬は少し炙って香ばしい柿の葉寿司
柿の葉に包んだままの柿の葉寿司をオーブントースターで焼き目がつくまで焼くだけ。
柿の葉の香ばしい香りが寿司にうつり、じんわりとネタの旨味がしみこんだすし飯とのまろやかな一体感をお楽しみいただけます。
温かいお茶と一緒に、いつもとは違った冬の柿の葉寿司をぜひ味わってみてください。

  • 2023.06.16
  • 16:28

柿の葉寿司について

柳屋_柿の葉寿司について1

柿の葉寿司について


奈良の名産品・郷土料理としても有名な柿の葉寿司は、さばやさけなどのネタと酢飯を柿の葉で包んだ押し寿司です。

そんな柿の葉寿司のはじまりは「生なれ寿司」と呼ばれるものでした。

生なれ寿司とは、魚と塩そして米飯を使って約1ヶ月ほどで発酵させ、魚と一緒に米も食べるもの。
現代ではお酢を使って発酵の工程を省略していますが、柿の葉寿司のルーツはこの「生なれ寿司」とされています。

※寿司の原点である「なれ寿司」は「生なれ寿司」と同じで塩と魚、米飯を使って発酵させるのですが、生なれ寿司とは異なり米は食べずに、数か月~約1年以上と長い時間をかけて発酵させる保存食です。

発酵時間を短くした生なれ寿司はなれ寿司に比べて生っぽさはありますが、ほどよく酸味があり、なれ寿司では捨ててしまっていたご飯も一緒に食べることで無駄なくより手軽に寿司を楽しむことができました。

柳屋_柿の葉寿司について2

柿の葉寿司の起源は江戸時代にまで遡ると言われています。
現代のように冷蔵設備や海産物を内陸に運ぶ交通手段が発達していなかった頃、海のない内陸の人々にとってはタンパク源でもある海産物は大変貴重なものでした。

熊野灘で水揚げされたサバは、傷まないよう「浜塩」(魚の内臓を取り除き、大量の塩を詰めることによって魚が傷むのを遅らせる方法)を施され、何日も時間をかけて内陸へと運ばれます。

しかし届けられた塩サバはそのままではどの食べ方でもしょっぱく、なかなか食べられたものではありません。

そのため薄く切った塩サバと一握りの米飯を乾燥しないよう柿の葉で包み、木箱にびっしりと詰めて重石で空気を抜いて発酵を促せる、この方法で柿の葉寿司が作られていました。

柿の葉寿司のはじまりには諸説ありますが、貴重なタンパク源でもあるサバを「美味しく食べるため」に、奈良でたくさん取れた柿の葉を使い、柿の葉寿司として作られるようになったとも言われています。

そんな手間と時間をかけて届けられた貴重なサバを使って作る柿の葉寿司は当時、その貴重性からお祝い事や祭り事の際のごちそうとして山里の人々に愛されていました。

柳屋_柿の葉寿司について3

柿の葉寿司の「柿の葉」には、乾燥を防ぐ以外にも効果があります。

柿の葉には、ビタミンCとポリフェノールの1種であるタンニンが含まれています。 このタンニンには防腐・殺菌作用があり、そんな柿の葉で寿司を包むことによって、より一層寿司の「保存性」を高めるという部分においても優れていたのです。

現代で言うと柿の葉がラップのような役割を果たしていたのですね。

熊野灘から何日も時間をかけて旨味が凝縮されたサバと、保存性にも優れ香り爽やかな柿の葉で作られた「柿の葉寿司」はまさに先人たちの知恵と工夫の結晶。

柿の葉寿司はそんな先人達の知恵を活かしつつ、現代に合わせてより皆様にお楽しみいただけるよう今も進化し続けています。

伝統的な「柿の葉寿司」を日本のソウルフードとして、日本の食の歴史を守ることに柳屋は貢献していきたいと考えています。
そんな柳屋が作る「柿の葉寿司」が皆様の食卓にて活躍できましたら幸いです。

  • 2023.06.16
  • 16:28

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